noteをはじめるときにまず設定してほしい、おすすめお役立ち機能
こんにちは。note pro運営事務局です。
みなさんは、noteの運営をはじめる前の、運営方針の策定や編集体制などの準備は整いましたか? 実はそれら全体を動かすための下準備と同じように、記事を投稿する前に押さえておくとのちの運用がスムーズになる、準備しておきたいnoteの機能がいくつかあります。このnoteではポイントをしぼって、使いこなしたいnoteの機能についてご紹介します。
ぜひ設定してほしい、3つの機能
noteの機能で、とにかく最初に設定してほしい項目は次の3つになります。
⒈ スキとフォローの「リアクション」を設定しましょう
⒉ コメント欄はオフがおすすめ
⒊ Twitterは、なるべくやりましょう
順番にご説明しましょう。
⒈ スキとフォローの「リアクション」の設定をしましょう
noteには、記事タイトルの下にハートマークがあります。それを押すと「わたしはこの記事がスキです」という読者側のアクションとしてカウントされます。noteではこの現象を「スキがつく」と表現しています。
実は「スキがつく」とき、つまり読者がハートマークを押したときにでる吹き出しに「ありがとうございます!」などのメッセージを設定することで、書き手側は読者に感謝の気持ちを送ることができます。noteをフォローされたときにも、同様のメッセージを表示させることができます。読者にお礼を伝えるこの機能を、noteでは「リアクション」と呼んでいます。
リアクション用のコメントは、スキとフォローそれぞれ10パターンを表示させることができます。しかし、いきなり10パターンを設定するのは大変ですから、最初のうちは2、3パターンの「ありがとうございます!」「うれしい!」といったライトな文言を設定してみましょう。これを設定しておくとおかないとでは、フォローしてくれる読者との距離感に違いがでます。
リアクションはちょっとした機能ですが、書き手の人柄がわかる、人間味のあるコメントを設定することで、書き手の想いや温度感を読者に伝えやすくなります。そもそもnoteは、記事をとおして読者とのより深い関係を築いていくことが得意ですが、リアクションはそれをスムーズにうながす効果があるのです。
⒉ コメント欄はオフがおすすめ
noteの記事にはコメント欄があるので、書き込まれた生の声にふれたり、交流を楽しむ醍醐味を味わえ、またそれによって読者とのより深いエンゲージメントを育てることができます。
しかしnote proチームでは、運営をはじめたばかりの法人には、コメント欄をオフにすることをおすすめしています。なぜなら、noteをはじめてすぐの頃は人的リソースが限られていたり、担当者が記事を書くことに精一杯で、コメント欄をきめ細やかにチェックできない場合が多いからです。もちろん余裕がでてきたらコメント欄を解放して、読者との交流をぜひ楽しんでください。
コメント欄をオフにする方法は、記事を公開設定する際のメニュー画面の最後にあらわれる「コメント欄をオフにする」という項目にチェックしていただくだけでOKです。これで、記事の下のコメント欄そのものが表示されなくなります。
⒊ Twitterは、なるべくやりましょう
noteはSNSとの相性がいいので、Twitterとの連携機能はぜひ使ってください。……と、法人のみなさんにおすすめすると「noteの記事を投稿したときに、自動的にTwitterにも記事の内容が流れてしまうのではないですか?」とご心配される方がいらっしゃいますが、ここでいうTwitter連携とはそのような機能ではありません。
たとえば、読者が記事を読んで「いい記事だからシェアしたいな」と思ったとしましょう。記事の下の方にあるTwitterの青い鳥のマークをクリックすると、「リンクをあなたのフォロワーに共有する」という画面が出てくるので、そのまま「ログインしてツイート」ボタンを押せば、読者のTwitterフォロワーにその記事が拡散されます。
Twitter連携をおこなうと、読者が記事をシェアしようとポストするときに、その記事のオーナーの公式Twitterアカウント(note pro公式なら @notepro_staff )が自動で入るようになります。この状態だと、読者が記事をシェアしたときにオーナーのTwitterに通知がくるので、「いま読者が記事をシェアしてくれたな」と気付きやすくなります。Twitterをとおして読者と関係が結べるので、シェアをしてくれたお礼を伝えるなどのアクションもしやすくなるというわけです。
Twitterとの連携は「アカウント設定」でいつでもできるので、ぜひトライしてみてください。Twitter連携を設定すると記事の下の方だけでなく、プロフィール欄にもTwitterのマークがあらわれ、自身のTwitterへのリンクが貼られます。
記事の拡散と読者との関係構築、という意味でもぜひtwitterとの連携を活用してください。これは、まだ公式Twitterアカウントを持っていないという法人にもおすすめしています。運用が大変だと思われる場合は、最初のうちは記事を書いたらTwitterにポストする、くらいのシンプルな運用でかまいません。不安な場合はいつでもnote proチームにご相談ください。
note proならではの、おすすめ機能2つ
次にご紹介するのは、ぜひご活用いただきたいnote proならではの便利な機能2つです。
⒈ メニュータブのカスタムをしましょう
⒉ アナリティクスβを活用しましょう
では紹介していきましょう。
⒈ メニュータブのカスタムをしましょう
noteのトップページにはメニューバーが表示され、そこに「ホーム」「マガジン」「プロフィール」といったタブを表示できますが、note proではこれら通常作成できるメニュータブに加えて、note内の特定のハッシュタグがついた記事のみをソートしたり、自社コーポレートサイトといった外部サイトにリンクさせることもできます。つまり、メニュータブをカスタマイズして、「連載」「コラム」「お知らせ」などジャンル別に分類しておけば、「連載」と「お知らせ」など種類の違うコンテンツを同時に公開しても、読者をスムーズにナビゲートできます。
メニュータブはいつでも変更できるので、最初からガチガチにジャンルを分けておかなくても大丈夫。noteの運営をはじめたばかりの頃はカスタマイズせずにスタートし、記事のジャンルが増えてきたら、そこで分類するくらいの気楽さで考えましょう。ただし、記事公開時に、ルールを決めて記事にあらかじめ「#(ハッシュタグ)」をつけておくことをおすすめします。
たとえば「お知らせ」の記事なら、毎回「#お知らせ」というハッシュタグを共通でつけておくと、あとで過去記事を分類するとき一気にまとめられられてラクです。なお、ハッシュタグは掲載後に付与することも可能です。
メニュータブのカスタムは、早川書房さんが大変上手に活用していらっしゃいます。早川書房さんは2017年末からnote運営をはじめ、書籍や雑誌の試し読みやキャンペーンのお知らせ、オリジナルグッズの販売など、さまざまな情報を更新しています。
2019年6月公開のクリエイターファイルで事例紹介させていただいた当時でも、noteの記事数は600以上。もちろんいまも、記事は増え続けています。これは、そもそも早川書房さんはコンテンツを世に送り出す出版社である、ということを差し引いても、note pro屈指の更新頻度と記事量を誇ります。その膨大なコンテンツを、メニュータブとハッシュタグを使って、読者を目的の記事へ誘導する工夫がほどこされているので、ぜひ参考にしてみてください。
⒉ アナリティクスβを活用しましょう
まずは、noteの記事の反響を数字でとらえるためのアナリティクスβというnote pro限定の機能を紹介します。これは後述する、全クリエイターが利用できるダッシュボードと違い、読了率や新しく獲得したフォロワー数、何を(twitterやGoogleなど)経由してnoteの記事に訪れているかなど、noteをオウンドメディアとして運用していただく上で適切な指標を見ていただくための機能です。
このほかにも、note pro、noteをとわず、全noteクリエイターに見ていただけるダッシュボードという機能があります。プロフィールアイコンをクリックして表示される「ダッシュボード」を選んでください。それの「アクセス状況」を選ぶと、直近の1ヶ月の全体のビュー、コメント数、スキの数が表示されます。
また、note proをご利用している場合、希望の方はGoogleアナリティクスをオプションとして月10,000円(税別)でお選びいただけます。社内でGoogleアナリティクスでの解析ができるのでアナリティクスβよりもさらに詳しいアクセス解析がほしい、という法人からのご利用をいただいています。
わたしたちnote proチームとしては、法人のみなさんにはまず、note pro限定のアナリティクスβの利用をおすすめしています。noteの運用をはじめた頃は簡単に状況をとらえるために見ていただき、記事がたまってきたら、note全体の反響を具体的にとらえる手がかりとして利用してください。アナリティクスβの数字や数値の見方や、そこから導かれる読者の反響などは、note proチームも一緒に分析、サポートいたします。
ここで紹介した機能は、noteの運用に直接関わるような大きなものではありません。しかし、noteをはじめるときに設定しておくと、フォロワーとの心の距離が近くなったり、記事を読まれやすくなったり、のちのちの運用がラクになったりと、あとで効いてくる便利なものです。ぜひご活用ください。もちろんnote立ち上げ後も、note proチームがサポートいたします。
そのほか、noteスタート時に肝心なポイントは下記を参照してください。
・読者をファンにする自己紹介の書き方
・企業がnoteを続けるための目標の立て方
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