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採用手法の新たなトレンド【メリット/デメリットを大解剖!】

時代の変化によって、採用手法は少しずつ変わっていくものです。最近では従来の手法に加えて、新たなトレンドも生まれています。

今回は注目されている採用手法のトレンドについてご紹介し、それぞれのメリット・デメリットについて考えます。自社に最適な手法を選ぶ際の参考になれば幸いです。


なぜ、新たな採用手法が求められるのか?

理由①|人材獲得競争の激化

少子高齢化による「労働人口の減少」の影響で、企業間の人材獲得競争は年々激しさを増しています。「採用したくても、なかなか人材が獲得できない」と悩んでいる企業も多いと思います。

総務省の統計によると、生産年齢人口は2050年に5,275万人へ減少。2021年から29.2%減になるだろうと見込んでいるそうです。
(出典:総務省ホームページ 白書 生産年齢人口の減少

「生産年齢人口」とは、経済を支える労働生産活動の中心となる15歳〜64歳の人口を指します。限られた「人材のプール」の中から採用するために、成功確率の高い手法が求められるのは自然なことだと言えるでしょう。

理由②|デジタル技術の進化

デジタル技術の進化によって、採用プロセス全体も大きく変わりました。オンラインでの面接や、SNSを活用した採用活動、ATS(採用管理システム)など、テクノロジーの導入によって業務の効率化が進んでいます。

これからは、採用難易度がさらに上がることが予想されます。より競争力のある採用を行うには、デジタル技術を駆使した新たな採用手法が不可欠になっていくはずです。

理由③|働き方の多様化

従来の正社員雇用だけに縛られず、多様な働き方を選ぶ方も増えてきています。フリーランスや、副業、リモートワークなどを希望する人材に対しては、柔軟な対応が必要になるでしょう。

社会構造の変化、技術の変化、そして働き方に対する考え方の変化によって、新たな採用のアプローチが必要とされているのです。

新時代のトレンド 5つの採用手法

では、最近のトレンドとなっている採用手法について、メリット・デメリットを合わせてご紹介します。

◆ ダイレクトリクルーティング

企業が直接求職者にアプローチする手法です。スカウトメールなどを活用し、自社の求める人材へ直接コンタクトを取ります。

メリット
・ 認知度が低い企業でも、工夫次第で成果が上がりやすい。
・求める人材に直接アプローチでき、質の高い候補者を集めることができる。
・ 現在転職を考えていない「潜在層」にもアピールできる。

デメリット
・候補者のリストアップに時間と労力がかかると、採用担当者の負担が大きくなる。
・スカウトメールの作成や送信に必要な人員、時間の確保が必要。

◆ リファラル採用

社員に「この人ならば、当社の雰囲気に合いそう」と思う友人・知人を推薦してもらい、採用の可能性を探る手法です。

メリット
・社員の推薦があるため、企業文化とマッチングしやすく、ミスマッチが起こりにくい。
・求人広告や人材紹介会社を利用するよりも、採用コストが抑えられる。

デメリット
・紹介のタイミングが不確実なため、急ぎの採用には不向きな可能性も。
・候補者が不採用になった場合、紹介した社員との人間関係に影響が出てしまう。

◆ SNS採用

FacebookやInstagram、XなどのSNS(ソーシャルメディア)を活用する手法です。最近では就職活動やキャリアに特化した「ビジネスSNS」も登場しています。

メリット
・普段の業務内容や社内イベントの様子を発信することで、志望動機の形成に貢献。
・情報が広く拡散され、既存の採用活動では出会えない層にもリーチできる。

デメリット
・すぐに採用成果につながらないケースもあり 、長期的に取り組む必要がある。
・ 魅力的なコンテンツを定期的に更新しなければならず、継続力が問われる。

◆ オウンドメディアリクルーティング

自社で運営するブログやWenサイトを通じて、求職者に直接アプローチする手法です。企業の価値観や仕事の実態を詳細に伝え、候補者の共感と理解を深めています。

メリット
・企業の価値観に共感する求職者が集まりやすく、採用後のミスマッチ軽減につながる。
・自社の認知度向上やブランディングにもなるため、採用の際の魅力づけができる。

デメリット
・マーケティングやSEO対策などの専門知識が必要になる。
・成果が出るまで時間がかかるため、他の採用手法と組み合わせる必要がある。

▼noteを活用した「オウンドメディアリクルーティング」についてはこちら!

◆ アルムナイ採用

一度退職した社員を再雇用する手法です。企業文化や業務内容を熟知している点に加え、外部での経験から得たスキルを持ち込むことで、組織活性化が期待できます。

メリット
・企業文化や業務内容を熟知しているため、即戦力人材の採用が期待できる。
・外部の経験で得た新たな視点を活かし、自社の組織改善につながることも。

デメリット
・必ずしも再雇用できるとは限らず、アルムナイネットワークの維持に労力がかかる。
・退職した社員の再雇用により、既存社員のモチベーションが低下する心配もある。

注目されている5つの採用手法も、それぞれに独自のメリット・デメリットがあります。これらを組み合わせて活用すれば、採用成功の確率は一段と高まっていくでしょう。

note proと採用手法の組み合わせで、効果的な採用を

自社の採用課題やペルソナ、かけられる予算、工数によっても適切な採用手法は異なります。

例えば、企業向けの有料プランnote proは「オウンドメディアリクルーティング」を進める際に活用できますが、「アルムナイ採用」においても影響力を発揮した事例があります。

弥生株式会社

「別の会社で挑戦してみたいことがある」と、一度は退職した社員の方へのインタビュー記事です。

退職後、いわゆる“出戻り社員”として弥生株式会社に再び入社し、気づいたことを率直に語っています。「コミュニケーションの取りやすい環境がある」「若手の挑戦を応援してくれる雰囲気がある」など、外に出て改めてその魅力が見えてきたそうです。こうした記事を積極的に発信することで、応募につなげられるのではないかと思います。

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