採用コストの平均相場を比較!【コスト削減のポイント】
「採用難の時代」が叫ばれる中、採用コストの削減に苦心している担当も多いのではないでしょうか。質の高い人材を獲得するためには、必要な部分には費用をかけ、生産性の高い採用活動を行う必要があります。
そこで今回は、採用コストの平均相場を比較。自社の状況に応じて、採用戦略を立てる際の参考になれば幸いです。
採用コストの平均相場は?
採用コストとは「採用活動をする際に発生した費用全般」を指します。求人広告の掲載料や、人材紹介会社への手数料、面接会場費用、人件費などもすべて「採用コスト」です。採用コストは大きく2つの種類に分けられます。
内部コスト:社内で発生した採用費用
採用担当者の人件費(面接、選考、候補者への連絡)
候補者へ支給する交通費
内定者フォローの費用
外部コスト:社外に依頼し発生した採用費用
求人広告の掲載費
人材紹介会社に支払う成功報酬
会社説明会の開催費用
採用サイトの制作費
これからの採用コストは、企業規模や採用形態によっても相場が異なります。
新卒採用/中途採用にかかる平均コスト
では1人当たりの採用コストを見てみましょう。
最新版の「就職白書2024」では、2025年卒向けの新卒採用にかかる総費用が「増える見通し」と答えている企業も、下記のように増加傾向にあります。
一般的には、即戦力としての期待値が高く、専門スキルを持つ人材を求めることが多い「中途採用」の方がコストは高くなります。
企業規模別の通年採用コスト
では次に、企業規模・業種・株式別の平均値を確認してみましょう。株式会社マイナビ「中途採用状況調査2021年版」によると、次のような値となっています。
企業規模が大きくなるほど、採用コストは増加傾向にあります。これは、採用活動の規模とかけられるリソースの大きさにも関係していると言えます。
上場企業の採用コストは、未上場企業の約4倍となっています。こちらも大規模な採用活動を行うほど、採用コストが大きくなると言えるでしょう。
自社の採用コストと比べてみると、客観的な数字の大きさが見えてくると思います。
採用コストの削減につながる4つの戦略
では「なるべく採用コストを抑え、求める人材を採用したい」という場合には、どのような戦略を選べば良いのでしょうか。その打開策として「4つの戦略」をご紹介します。
1|ダイレクトリクルーティング
企業から候補者に直接声をかけ、応募を促す「ダイレクトリクルーティング」。成功報酬型サービスを展開していることも多く、効率良く採用できれば費用を抑えることも可能です。
一方で自社ですべて対応しようとすると、内部コストが圧迫される懸念もあります。バランスを取りながら、上手に活用してみてください。
2|社員紹介制度の活用
最近注目を集めている「リファラル採用」を導入し、社員の友人・知人を候補者として募るのも有効です。
「自社のカルチャー・風土に合うかも」という前提をすり合わせて選考を進めることができるため、高いマッチング率が期待できます。
3| カジュアル面談の導入
採用した社員の早期離職を防止することも、採用コストの削減を考える上で重要な指標になります。「職場環境のギャップ」「仕事に対する価値観」などを事前に理解しておくためにも、カジュアル面談の導入がオススメです。
4| 採用ブランディングの強化
採用コストを抑えるには「待ちの採用」ではなく、積極的に動いて候補者に働きかけていく「攻めの採用」が重要になります。
多くの人材に自社の魅力を知っていただき、働くイメージを描いていただけるような情報発信を仕掛けていきましょう。
note proを活用すれば、採用コスト削減も可能
「採用ブランディングの強化」には、note proが十分活用できます。note proは有料の法人向け高機能プランとして、多くの企業に導入されています。
実際に「社員インタビュー」の掲載を通じて、仕事の魅力を伝えている事例をご紹介しましょう。
事例紹介|Asobica
「遊びのような熱狂で、世界を彩る」をミッションに、企業やサービスのファン作りの支援をするロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」を運営している株式会社Asobica。本記事では、インサイドセールスチームの働き方について掘り下げています。
2人の先輩社員の入社の決め手や、現在の仕事内容、会社の魅力などが詳しく語られているインタビュー記事です。インサイドセールスとして活躍する様子がいきいきと伝わってくるため、入社後の定着向上にも活用できるのではないかと思います。