採用を成功に導く「リファラル採用」とは?
近年、新たな人材獲得方法として「リファラル採用」が注目されています。リファラル(referral)とは英語で「紹介、推薦」という意味。自社の社員が推薦した知人を採用につなげる手法です。
今回はリファラル採用の成功につながる3つのポイントと、note proを活用した事例をご紹介します。
「リファラル採用」が注目されているのはなぜ?
まずは、リファラル採用を導入するメリットを考えてみましょう。
「採用したいが、人が集まらない」「離職率が気になる」「採用コストを抑えたい」──など多くの企業が共通の採用課題に悩んでいます。そうした課題解決には「リファラル採用が効果的」だと言われています。一体、なぜでしょうか?
採用のミスマッチを減らせるから
自社の社員が「この人ならば、企業文化にマッチするかも」「活躍できる業務がありそう」と判断し、候補者を推薦するため「入社後のミスマッチ」が低くなります。
入社後の定着率向上が期待できるから
紹介してくれる社員との人間関係があるため、入社後もスムーズに適応できるでしょう。不安払拭にもつながり、長期の活躍が期待できます。
採用コスト削減につながりやすいから
リファラル採用が実現できれば、求人サイトの掲載費用や人材紹介会社への紹介手数料が抑えられ、採用コストを削減できる可能性もあります。
今までにない人材との出会いがあるから
「今は積極的に転職活動をしていない」という“潜在層”にもアプローチでき、他社と競合することなく採用できるチャンスが広がります。
今までと同じ採用手法を続けても、人材の確保が難しくなっている昨今。新たな採用手法である「リファラル採用」に取り組む企業が増えているのも、納得です。
▼マッチング率を高める方法は、こちらの記事でも紹介しています!
採用成功のために意識したい3つのポイント
リファラル採用を成功させるには、次の3つのポイントが重要になります。
POINT 1|社内コミュニケーションを強化する
リファラル採用の起点は「社員の紹介」。積極的に採用活動への参加を促し、周知させる必要があります。
全社員向けに「リファラル採用説明会」を行う
メール、チャットなどを活用して告知し、リファラル採用の目的や仕組みを伝える
部門ごとに声をかけ、現場で協力してもらえるように情報を共有する
採用成功の事例を共有し、モチベーションを高める
などの具体的な行動によって、採用成功が期待できます。
POINT 2|選考プロセスは透明性を高く
紹介を受けた候補者は、一般的な採用プロセスよりも透明性の高い選考が求められます。「友人を紹介したが不採用になり、気まずい」といった状況への配慮も大切です。
事前に「採用されない可能性もあること」を伝え、選考の進捗状況を明らかにする
不採用の場合は、紹介者と候補者の双方に対して理由を丁寧に説明する
選考基準、求める人物像を明確にし、公平性を保つ
といった工夫が必要です。採用したいポジションや選考情報は、オープンにしておきましょう。
POINT 3|フォローアップ体制の構築
リファラル採用は、採用後のフォローアップも含めた設計が成功のカギを握ります。
入社後の様子を定期的にチェックし、必要に応じたサポートを提供
紹介者がメンターとなり、新入社員が早く職場になじむように支援する
紹介者へのインセンティブ(報酬)が得られるような制度の構築
こうしたリファラル採用の制度を設計し、全社を巻き込んだ採用活動ができれば成功の可能性は高まるはずです。
成功事例から学ぶリファラル採用の「アプローチ方法」
リファラル採用の成功を左右する要因の一つに「情報の透明性」があります。note proを活用すれば、社内外に向けて採用情報をオープンにすることも十分可能です。
株式会社イシダテック
イシダテックは、静岡県にある製造機械メーカー。食品や医薬品を製造するための機械を、オーダーメイドで企画・設計・製造しています。
広報担当者の退職に伴い、即戦力人材を探すことになりましたが・・・「なるべく早く採用し、業務の引き継ぎも行いたい」という事情もあり、リファラル採用にチャレンジしたのです。
紹介者への相談から、面談内容、選考フロー、入社後の様子に至るまでが記事内で紹介されています。まさに「情報の透明性」が形になり、成果に結びついていると言えるでしょう。
リファラル採用ツールとしても使えるnote pro
リファラル採用の成功には、全社を巻き込んだ情報共有と、良質な社内コミュニケーションが不可欠です。
note proを使って採用に関する情報をまとめ、いつでもリファラル採用に取り組める準備を進めておきましょう。