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エンジニア採用が難しい4つの理由とその対策

現在、多くの企業が「エンジニア採用の難しさ」に直面しています。優秀なエンジニアの確保は、企業成長を左右する重要な課題となっているのです。

今回の記事では、採用難の背景にある4つの理由と、対策についてご紹介します。


IT業界の現状から“採用が難しい理由”を紐解く

まずは現状を知るために、「有効求人倍率」を見てみましょう。有効求人倍率とは、全国のハローワーク(公共職業安定所)にエントリーされた求職・就職の状況をまとめた「求人数の倍率」です。

毎月、厚生労働省から公表されており、採用活動の状況や就職の難易度を測る指標とされています。倍率が1を上回ると、求職者よりも求人数が多い“人手不足”の状況と言えるでしょう。

東京ハローワークが公開した「職種別有効求人・求職状況」によると、2024年8月のITエンジニア・IT技術関連職の倍率は、3.16倍。全体平均の1.54倍を大きく上回っており、需要の高さが伺えます。
(出典:東京ハローワークホームページ 【東京】職業別有効求人・求職状況(平成29年度~)

こうした背景には、どのような理由があるのでしょうか?

1|IT技術の革新にともなう人材不足

情報セキュリティへの対策やビッグデータ、IoT、AI(人工知能)などIT技術は年々進化し、社会に欠かせないインフラとなっています。

経済産業省が実施した調査では、少子高齢化の影響で2030年にはおよそ40万〜80万人のIT人材が不足すると予測されているそうです。今後も引き続き、IT人材を求める企業は増えていくでしょう。

2|フリーランスエンジニアの増加

採用難の理由として注目したい点が、働き方の変化です。高度な専門スキルを活かし、正社員よりもフリーランスの道を選ぶ傾向があります。その結果、正社員採用を希望する人材そのものが縮小している可能性があるのです。

3|専門スキル・知識を評価する難しさ

変化の激しいIT業界において、専門スキル・知識をどのように評価するかも大きな課題となっています。数ヶ月で業務内容や使用言語が変わることも珍しくありません。

IT知識に乏しい採用担当にとって、候補者が「自社の求めるスキルレベル」に適しているかを見極めるのは至難の業です。エンジニアの職種、ポジション、プログラミング知識などについて、知見を広げる必要があります。

4|条件面での折り合いがつかない

採用ニーズが高い以上、転職活動中のエンジニアの多くは、複数の内定を持っています。その中から入社を決めるには、給与・待遇はもちろん、その他の「要素」も重要です。特に最近では「カルチャーフィット」を重視するエンジニアも増えています。

仕事へのやりがい、成長できる機会なども含めた決め手を検討してもらえるアプローチが求められます。

エンジニア採用を成功に導くポイントとは?

では採用難の背景を知った上で、エンジニア採用を成功に導くための具体的な対策を考えていきましょう。

POINT 1|「自社のニーズと求める人物像」を言語化する

まずは自社の採用ニーズと、求める人物像を明確にするところから始めます。「採用の目的」を言語化し、具体的な採用ターゲットを設定しましょう。「こういう人材と一緒に働きたい」とイメージできる方へ直接アプローチできれば、採用成功率も高まります。入社後のミスマッチにつながる可能性も、少なくなるはずです。

POINT 2|迅速かつ丁寧なコミュニケーションを取る

優秀なエンジニアほど、複数の内定を持っているもの。素早い対応ができるかどうかが、採用成功のカギを握ります。必要な人材であれば、報酬が高額でも採用した方がベターかもしれません。人材獲得は長期投資と捉えた、スピーディな決断をおすすめします。

POINT 3|自社のチャレンジを積極的に発信

多くのエンジニアが待遇面に加え、仕事のやりがいやビジョン、企業カルチャーへの共感を重視した転職活動を行っています。技術面の強み、成長環境などもアピールし、魅力を伝えていきましょう。

POINT 4|雇用形態と応募要件は柔軟に

業務委託や技術顧問など、正社員以外の条件でジョインしてもらえる可能性を探ってみるのも良さそうです。アプローチできる幅が広がり、採用成功の確率も高まります。

また応募要件として求めるスキルも柔軟に対応し、入社後の育成に注力する手もあります。職場環境を整え、最新技術に触れながら学ぶ機会を整えれば、採用後の定着にもつながりやすくなるでしょう。

「エンジニア採用」に効果的な4つの手法

では、エンジニア採用に向けた4つのポイントを抑え、実際に実現可能な採用手法を取り入れてみましょう。

ダイレクトリクルーティング

スカウトメールやSNS採用などのダイレクトリクルーティングは、こちらから求職者に向けてメッセージを送り、アプローチできる点が魅力。求めるスキルを持つ人材と直接やり取りができ、早いスピードで人材発掘ができそうです。

人材紹介会社

専門性の高い人材を確実に採用したいならば、人材紹介会社が良さそうです。IT業界に特化した会社であれば、豊富な候補者データと業界の流れ・知識を持っています。幅広い人脈を活用し、効率良く最適な人材に出会えるかもしれません。

求人広告

ターゲットを絞った求人広告も効果的です。一般的な求人サイトはもちろん、エンジニア向けの専門求人サイトや技術系ブログも活用しましょう。技術面に関心の高い応募者を増やすチャンスを狙います。

出展イベント

技術カンファレンスやミートアップへの参加は、優秀なエンジニアと直接交流できる場でもあります。自社のカルチャーを実感していただき、魅力を目の前で伝えるようにしましょう。

これらの採用手法に共通しているのは「採用広報の活用」です。採用活動を進める上でどの手法を選んだとしても、ターゲット設定や有効な情報発信が必要になります。

採用広報を通じて自社に興味を持っていただき、求職者の認知度を高めていくところから、成功への道が始まっているのです。

成功事例から学ぶ「エンジニア採用のためのアプローチ」

note proは、エンジニア採用に強い採用広報ツールとしても注目を集めています。

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ここではエンジニア採用に効果的な事例を2社、ご紹介します。

株式会社メンバーズ

「メンバーズBLOG」では、メンバーズグループへ入社後のスキルアップに関する具体例を紹介しています。入社の決め手や、入社後の育成プロセス、仕事をする上で大切にしている価値観が語られており、転職を検討しているターゲットの関心・共感を呼ぶコンテンツです。

株式会社プレイド

こちらの記事では「カジュアル面談」でのやり取りについて紹介しています。エンジニアの採用責任者が「カジュアル面談の流れ」や実際に使っている資料などをすべて公開。プロダクトのラインナップや、組織体制についても触れられており、入社後のイメージをつかみやすくなっています。

最適な採用手法とnote proをうまく組み合わせれば、期待できる効果もさらに高まります。「エンジニアが魅力を感じる情報を、どのように発信していくか」を意識し、丁寧に伝えていきましょう。

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