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【AI執筆サポート】制作時間が大幅減!カルビー・京都市の新しいオウンドメディア運用法

「情報発信は大切だけど、ネタ切れになってしまう」「コンテンツ制作が大変すぎて、手が回らない」──そうした悩みをお持ちの方も、多いのではないでしょうか。

そこでご提案したいのが、note proが提供している「AI執筆サポート」。質の高い記事を、継続して発信し続けるために「AI」がインタビュー記事の作成をサポートする機能です。

今回は実際に「AI執筆サポート」を導入しているカルビー株式会社、京都市役所にインタビューし、具体的な活用方法について聞きました。


導入事例:カルビー株式会社

2021年に公式アカウント「THE CALBEE」を立ち上げたカルビー株式会社。インタビューさせていただいたのは、「THE CALBEE」の発起人であるグループ広報部の櫛引亮さんです。

新たなメディアでブランドイメージを刷新

──現在の運用体制について教えてください。

現在はグループ広報部9名で運営しています。そのうち2名が「デスク」として記事のチェックや校閲を担当、残りの7名は取材、執筆、撮影などを担当しています。全員が社外広報、企業広報などと兼務している状況です。
 
──「THE CALBEE」を立ち上げた背景は、何だったのでしょうか?

大きく2つあります。1つは企業情報の発信手段が限定的だったこと。もう1つはブランドイメージの偏りがあったことです。

カルビーはフレンドリーなブランドイメージが強い一方で、イノベーティブさや卓越したイメージをあまり持たれていませんでした。そこで「企業情報の発信を通じて、革新的でかつ優れている“イノベーティブ&アウトスタンディング”なブランドイメージも訴求したい」と考え、noteを活用してみようと考えたのです。

インタビューで人にフォーカスしたストーリーを伝えたい

──記事はインタビュー形式が中心ですね。これは当初からの方針だったのでしょうか?

そうですね。当初からまとめ記事や商品紹介記事ではなく、人にフォーカスしたストーリーを伝えたいと考えていました。企業を支えるアウトスタンディングな部分や、挑戦的な部分は「人に紐付くもの」だと思ったので、インタビューを通して、想いや熱、こだわりを引き出したいと考えました。
 
現在、インタビュー記事の制作の大半は社内のメンバーで行っています。一部の記事は外部のライターやカメラマンと協業することもありますが、ほとんどの記事は企画から取材、撮影、執筆を社内で内製化しています。年間のスケジュールをある程度決め、月に2~3本のペースを守っています。

──記事の制作プロセスと、1本あたりの制作期間について教えてください。

まずは企画を立て、隔週で行っている編集会議に提案します。その後、
取材対象者とのスケジュールを調整して取材・撮影に入ります。取材後は録音データを文字起こしし、それをもとに記事を執筆。校閲を経て、最終的に公開となります。1本あたりの制作期間は、記事にもよりますが、大体1〜2ヶ月ほどです。

また公開後の記事を拡散してもらうために、社内報やSNS、メールマガジンとの連携や、場合によってはプレスリリースやLPへの掲載も行います。
さらに振り返りレポートを作成し、ミーティングで共有。改善点を次の記事に活かしています。
 
──特に大変だと感じていた部分はありますか?

編集者や記事にもよると思いますが、時間がかかるのは文字起こしと記事執筆です。特に、インタビューの録音データの文字起こしは手間と時間がかかります。また記事を書く際も、話し言葉を書き言葉に直したり、読みやすい文章に整えたりする必要があるので大変です。

カルビーの人気商品「Jagabee(じゃがビー)」のキャラクターのネーミングについてなど、ユニークなテーマが語られている。

AIツールで文字起こしが大幅に短縮

──実際に「AI執筆サポート」を活用してみて、いかがですか?

「インタビューの文字起こし」と「記事執筆サポート」を試験的に利用しましたが、精度の高さに驚きました。話者の声質や話し方の違いもしっかり認識できていて、ほぼ完璧な文字起こしデータが作成できます。そのデータをもとに、記事の下書きもアウトプットされるので助かりました。

これまでは1時間のインタビューを文字起こしするだけでかなりの時間がかかっていましたが、AIツールを活用すればすぐに完了します。さらに下書きされた原稿をより読みやすくしたり、データを元にストーリーを構築できるので、執筆時間も大幅に短縮できました。肌感覚ですが、かなり工数が削減できたと思います。特に一問一答形式の記事の場合は、使い勝手が良いと思います。

本格的に活用していけば、効率良く記事を作成できそうです。

──「AI執筆サポート」を活用する際に、意識したいポイントは何ですか?

やはりAIサービスは「ツール」ということです。ライターの代わりを務めるのではなく、あくまで補助的な役割を担っているものだと思っています。文字起こしや記事執筆のスピードが上がれば、企画や拡散の施策など別のところに時間を使えるはず。効率化と品質向上には大きな役割を果たしているでしょう。
 
──最後に、今後の展望について教えてください。

「THE CALBEE」の立ち上げから3年半が経過し、認知度も少しずつ向上してきました。今後も、カルビーのこれまでとこれからを丁寧に記事にしていくことで、価値を積み上げていきたいです。また、より多くの方々に記事を読んでいただけるよう、このAIサポートを含めた新しいチャレンジや、他企業、クリエイターの皆さまとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいきたいです。

今後も、カルビーグループの従業員のこだわりや想いを一つひとつ綴り、価値を積み上げていくことで少しでもイメージ変革につなげていきたいと思います。

百貨店で販売する高級ポテトチップス「グランカルビー」の開発秘話など、ここでしか得られない情報も多い。

導入事例:京都市役所

京都市役所では、京都の隠れた魅力を発信するために「【公式】京都市note」を発信しています。インタビューに答えていただいたのは、市長公室広報担当者のヒロさんです。

京都市の隠れた魅力は「人の声」にある

──現在の運用体制について教えてください。

記事の企画〜取材、編集、写真撮影に至るまで、ほとんどすべてを 私ともう1人の2名体制で行っています。

私たちは市長の演説や挨拶の原稿チェックが主な仕事ですが、市としてもこれまで以上に情報発信ツールを増やし、受け手に寄り添う積極的な広報を行うため、今年の4月からnoteの運用を兼務しています。
 
「【公式】京都市note」を始めて6ヶ月ほど経ちましたが、週1回は必ず記事を更新しています。注目度も高いですね。最初は広報担当だけで頑張っていましたが、最近では特に観光や文化に関わる部署からは「発信ツールとして活用したい」との声が上がっており、他部署の協力も得られるようになってきました。

──京都市がnoteにおいて目指しているコンセプトやイメージについて教えてください。

京都といえば歴史や文化が有名です。しかし私たちはありきたりの京都ではなく、まちの隠れた魅力を掘り起こして発信していきたいと考えています。このコンセプトは、当初から一貫して変わっていません。
 
──最近の記事ではインタビュー形式が多いように感じますが、なぜですか?

京都のまちのことを最もよく知っているのは、現場で頑張っておられる市民や事業者の皆さん、そして職員です。そこで私たちは、地域で頑張る人にスポットを当て、その方々の声を直接届けるインタビュー形式を重視することにしました。
 
例えばメディアではあまり取り上げられないけれども、地域に飛び込んでまちづくりに奮闘している大学生にスポットを当てて、応援するインタビュー記事を作成しました。そうすると私たちの知らない京都のリアルが浮き上がってきます。こうして「京都の隠れた魅力」を伝えていきたいと考えています。

中高生と新進気鋭の起業家が仕事について考える「京都市ユース・アントレプレナーシッププログラム」での様子。イベントレポートも充実している。

スキルは独学。インタビュー記事に試行錯誤する日々

──記事のネタはどのように見つけているのでしょうか?

私たち広報担当は市役所内の様々な情報発信を統括しているので、最新の事業やイベントの情報が集まりやすいんです。そこから面白そうだと思ったネタを見つけ、取材先との調整を行います。半分は自主企画で自分たちで見つけたもの、残りの半分は他部署からの依頼や持ち込み企画が多いですね。
 
──記事作成の過程で大変だと感じていたことはありますか?

noteの専属ではないので、様々な業務の中で時間をやりくりしながら、公式アカウントとして高いクオリティを保ちつつ、いかに運用を続けていけるのかが大きな課題となっています。インタビューのテクニックなども独学なので、自分なりのスタイルを模索する大変さもありますね。

レコーダーで録音して文字起こしをし、記事を作成する方法が一番正確ですが、やはり数時間はかかってしまいます。他の業務とのバランスで、あまり多くの時間はかけられない悩みがありました。

──他に記事作成において工夫されたことはありましたか?

次に試したのが、録音はするが基本的に文字起こしをせず、とにかく全集中で相手の話を聞いて記憶に残すという方法です。インタビューは会議の議事録とは違うので、ありのままを文字化する必要はありません。感動した部分を中心に書けば2000字ぐらいは埋まります。

メモを取りながらその場でやり切るという方法も一時期やっていました。ただ、やはり取りこぼしが多かったり、話し言葉をメモっているのでメモが追いつかなかったり…そうした課題も見えてきました。相手がせっかく話してくださっているのに、こちらが書くことに集中しすぎるのも失礼ですよね。

AI執筆サポートで、1週間で4件のインタビュー記事作成が可能に

 ──「AI執筆サポート」を導入してから、記事作成のスタイルは変わりましたか?

そうですね。導入後は「録音データをAI執筆サポートが文字化してくれる」という前提で話が聞けるようになりました。その安心感はとても大きく、取材相手の話により集中できるようになりましたね。メモも取りますが、録音とメモの両軸で固めていくスタイルが確立できたと感じています。
 
さらに、記事に取りかかるスケジュールも立てやすくなりました。録音しておいてその日のうちに依頼すれば、2営業日以内には文字起こしが上がってきます。おかげで仕事のスケジュールが格段に立てやすくなりましたし、文字起こしのクオリティも非常に高くて驚きました。記事の構成案も含めて提案してもらえるので、執筆への取り掛かりもかなり楽になっています。

──最後に「AI執筆サポート」を使うメリットについて教えてください。

インタビュー中に頻繁に出てきた重要なフレーズやキーワードを、うまく拾ってくれる点が良いですね。それで土台は大体できます。ただ、1回しか出てこなかったけど、すごく重要な共感ポイントなどは反映されていないこともあるので、自分のメモから情報を付け加えて記事を完成させています。AIツールはキレイな文章が得意ですが、まだ若干“情緒”に欠ける気がします。人の心が動かされるような揺らぎは、人間だから表現できることだと思います。

しかしながら、インタビュー記事作成の効率は非常に上がりました。先週も1週間で4件のインタビュー記事を作成し、何とか乗り切ることができました!「AI執筆サポート」のおかげで業務を効率化し、質の高い記事を安定して発信できるようになり、感謝しています。

京都のタブー「いけず」に切り込んだ取材の1コマ。新たな京都の魅力が見えてくる。

オウンドメディア運営を成功に導くポイント

紹介した2つの事例は、いずれもAIツールを活用しながらコンテンツを制作し、オウンドメディア運営を成功に導いています。改めて、成功のポイントをまとめてみましょう。

インタビューで魅力を届ける

インタビューは、企業で活躍している社員や、地域活性化のために頑張っている現場の人の「生の声」を直接届けることができます。本音が伝わる記事は、多くの読者を惹きつける魅力溢れるコンテンツになっています。

記事制作の一部をnote proの「AI執筆サポート」が担当

音声データを活かした文字起こし・記事執筆をAIツールが担うことで、記事制作の効率化を図っています。精度も非常に高く、やり直しの手間もほとんどかかりません。文字起こしの工程を大幅に短縮できるなど、業務負担の軽減にもつながっています。

最後は必ず「人の手」で

読みやすいストーリー構成や事実とのズレが生じていないかなどを確認するには、必ず「人の手を加えるプロセス」が必要になります。AIツールを補助的に利用しながら、最終的には人が丁寧に推敲しながら原稿作成を進めるのも、大切なポイントです。

note proならコンテンツ制作初心者も安心

有料の法人向け高機能プランであるnote proは、オウンドメディア運営を実現するメディアプラットフォームとして、多くの企業に支持されています。

note proなら月額8万円(税抜)からスタートでき、販促やブランディング、採用広報などさまざまな目的に応じた運用が可能です。コンテンツ制作に対するサポート体制も充実しています。

コンテンツ制作を支える「AI執筆サポート」とは?

事例紹介でも触れられていましたが、note proではAIツールを活用し、インタビュー記事の作成ができる機能を搭載しています。

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さらにnote proの詳しい内容については、下記よりご案内しております。ぜひお気軽にご相談ください。

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