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オウンドメディアで効果を出すには?成功事例10選に共通するポイント

オウンドメディアは企業のブランド価値を伝え、企業やサービスの認知度や顧客との信頼関係などを高める重要な手段です。この記事ではオウンドメディアの成功事例や効果を出すポイントをご紹介します。

noteの法人向け高機能プラン「note proでオウンドメディア運営をする企業の成功事例もまとめました。ぜひ運営の参考にしてみてください。


オウンドメディアが注目されている理由

オウンドメディアとは、企業が自社で所有するウェブサイトやブログ、SNSアカウントなど、自由に情報発信ができるメディアのことです。オウンドメディアが注目を集めている理由を、大きく3つご紹介します。

1.デジタル広告の限界

インターネット広告が普及するにつれて、ユーザーは広告を避けるようになり、広告を非表示にするブロックツールなどの利用も増えています。こうした状況で企業は、広告だけに頼るマーケティング手法に限界を感じ始めてきました。

2.顧客との長期的な関係構築の必要性

単発的な広告だけでは、顧客との継続的な関係を築くことが難しくなっています。一方のオウンドメディアでは、コンテンツを通じて自社の価値観に共感してもらい、顧客との信頼関係を深めることができます。日頃から企業やブランドへの安心感があることで、顧客に自社製品などを手にとってもらいやすくなるでしょう。

3.SEOにおけるオウンドメディアの重要性

検索エンジンのアルゴリズムは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを評価します。自社の専門性を活かした良質なコンテンツをオウンドメディアに掲載することで、検索結果の上位に表示されやすくなり、新規顧客の獲得やブランドの認知向上につながるでしょう。

成功事例に学ぶ、オウンドメディア運営の4つのポイント

note proでオウンドメディア運営をする企業の成功事例には、いくつかの共通点が見えてきます。

1. 運営コンセプトを立てる

オウンドメディアを始める前に、メディアが最終的に目指す姿(ゴールイメージ)を明確にし、運営コンセプトを定めることが重要です。目指す姿が定まっていると、途中でコンテンツの方向性などに迷ったとき、立ち返ることができます。

事例
会喜地域薬局グループでは、note運営の目指すゴールを「会喜を知った方々が奥羽山脈を越えてでも、この会社で働きたいと思えるような安心感を与える情報を蓄積すること」と、定めました。その実現に向けて、会喜はnote開設当初、コンテンツ作成において「社内のコミュニケーション促進」と「地域との繋がりの強化」の二つの軸を掲げたそうです。

都市づくりに関わる「人」に焦点を当てた森ビルの取り組みは、とても参考になります。特に、体制の構築方法や記事の方向性、そして全体的なコンセプトの策定において、その工夫と実践は他の企業にも役立つヒントが満載です。

noteの戦略を驚くほど詳細に公開しているのは、高橋酒造の白岳しろの記事。noteの特性やターゲット設定、そのターゲットに向けた記事の方向性、読者に届けるための導線設計、データ分析方法など、noteを始める前に読んでおきたい記事です。

2. ターゲットの共感を呼ぶコンテンツを提供する

オウンドメディアで成果を出すためには、ターゲットの共感を呼ぶ、価値あるコンテンツが必要です。たとえば企業が採用目的でオウンドメディアを運営する場合、社員のインタビューや仕事内容がイメージしやすくなる記事があるといいでしょう。ターゲットのペルソナを明確にし、そのニーズに合ったコンテンツを考えることで、自然と魅力的な企画が浮かんできます。

事例
GMOアドマーケティング入社2年目の社員が、同社に入社した理由や経験について語る記事です。プロダクト開発や広告運用に携わる中での成長や仕事のやりがい、新しい技術への挑戦心が書かれています。

転職後のスキルアップについて具体例を紹介しているメンバーズBLOG。どのようにキャリアを積んでいるか、転職を検討しているターゲットの関心・共感を呼ぶコンテンツです。

note proでオウンドメディアの採用効果を最大化する方法を下記でも詳しく説明しています。

3. 自社の強みを活かしたコンテンツを発信する

他社と差別化をするために、自社の強みを活かした、独自性のあるコンテンツを発信することが大切です。社員しか語れない商品開発の裏話や、その業界の知識を集約したコンテンツなどが効果的でしょう。ぜひ自社の専門性に注目してコンテンツを考えてみてください。

事例
カルビーを代表する商品のひとつ「ピザポテト」の誕生秘話と開発の苦労を紹介。初期の「イタリアンピザ」から始まり、さまざまな工夫を経て、現在の人気商品に至るまでの道のりを詳しく綴った記事です。

戦略的に面白い記事を次々発信している高橋酒造の白岳しろの記事をもう一つ紹介します。「お酒について詳しくなりたい!」というターゲットに向けて、お酒の専門用語をわかりやすく解説した記事です。

企画力の強さが圧倒的なイシダテックの記事。全社員総出で本気で大掃除に取り組んでいる様子から社内の雰囲気の良さを感じられます。この他の記事もすべて企業のユニーク性が出ていて、大変参考になります。

4. オウンドメディアを中心に、複合的な施策と連携する

オウンドメディアを単体で運営するのではなく、ぜひ他の採用広報、マーケティング、ブランディング施策などと連携してみてください。効果を出す企業に共通しているのは、オウンドメディアと広告やSNS、メルマガなどを組み合わせ、共通したブランドメッセージを発信している点です。オウンドメディアを中心に、顧客とのさまざまな接点を考えながら、SNSや他施策とも連携すると、相乗効果を生み出すことができます。

事例
リノべる。はnoteの記事をInstagramのアーカイブ機能でも活用しています。

InstagramのURL
https://www.instagram.com/renoveru/

島根県隠岐諸島の海士町のアカウントは、毎回記事下に「海士町公式LINE」への誘導を入れています。

noteの記事にはさまざまなサービスも埋め込み可能です。

▼埋め込み可能なサービス(一部抜粋)

  • Instagram

  • TikTok

  • LINE

  • YouTube

  • Spotify

  • X(Twitter)

  • Amazon

  • Googleフォーム

  • 各種ECサイト

成果を生み出すPDCAサイクル

オウンドメディア運営で継続的な成果をあげるには、PDCAサイクルを効果的に回すことが必要です。

1. Plan:明確な目的、ターゲット・ペルソナの設計

オウンドメディア運営を始める前に、まずは明確な運営目的を設定しましょう。また、ターゲットに加えて、ペルソナも設計すると、ユーザーのニーズや課題をより深く理解することができます。

note proでは、ご契約企業のメディア立ち上げ期に、カスタマーサクセスがスタートダッシュをお手伝いします。弊社が用意する独自のワークシートに沿って、ターゲット設定や目的、運営体制、コンテンツの整理などを進めていきましょう。もちろん、ある程度の方向性が定まっている場合は、質問ベースで設計を固めていくサポートも可能です。なお、カスタマーサクセスによる個別ミーティングの利用上限はありませんので、安心してご利用ください。

2. Do:自社の強みを活かしたコンテンツの制作、複合的な施策の実行

明確な目的とターゲット・ペルソナをもとに、自社の強みを活かした独自のコンテンツを制作します。他社にはない視点や切り口を打ち出し、ターゲットの共感を呼ぶ価値あるコンテンツを提供しましょう。また、オウンドメディアを中心に、SNSやメルマガ、広告などの他のマーケティング施策と連携させ、複合的な戦略を行うのがおすすめです。

3. Check:定期的なKPIの測定と分析、フィードバックの収集

オウンドメディア運営の成果を定期的に測定し、分析します。まずは、オウンドメディアの目的に合わせたKPI(重要業績評価指標)を考えてみましょう。

たとえば、自社製品の購買促進が目的の場合、ブランドの認知度を上げたり、EC売上の拡大を目指したりすることが目標になるでしょう。その場合考えられるKPIは、月間PV数やセッション数、新規ユーザー数、オウンドメディアを経由したECサイトへの流入数、オウンドメディア経由の購買、CVRなど、いくつか出てくるはず。その中で今はどの数値を見ていくか、注力するKPIを決めると取るべきアクションが定まり、PDCAサイクルを回しながら運営していくことができます。

上記は一般的なオウンドメディア運用における考え方ですが、一方noteでは、実際の読者の反応を見ながら、目指す姿(ゴールイメージ)と地続きになった目標を設定することをおすすめしています。また、定量目標だけが指標ではなく、読者からのn=1の反応を含めた定性情報も加味することも、大切です。

成果を測るKPIは、自社がなんのためにオウンドメディアを運営するのか、その目的にもとづいて設定するとよいでしょう。設定したKPIをもとに、PVや読了率、CVRなどの指標を確認し、オウンドメディアの状況を把握してみてください。

note proでは分析機能のアナリティクスβで、戦略的なデータ活用ができます。Google Analyticsでは計測ができない詳細なレポートをご覧いただけるので、オウンドメディアの改善に役立ちます。また分析期間の絞り込みやCSVでのデータ出力も可能です。

総PVと総PV内訳イメージ
アナリティクスβ ダッシュボード画面イメージ

また、顧客や社員、採用候補者からの定性的なフィードバックを収集し、コンテンツの改善点や新たなニーズを把握します。定性的な効果を得るにはアンケートやインタビュー、ソーシャルリスニングなどの手法を活用し、定期的に意見があがる仕組みを用意するといいでしょう。

4. Action:分析結果にもとづいてPDCAサイクルを継続

分析結果にもとづいて、コンテンツの内容や構成の見直し、ユーザビリティの改善、他の施策との連携強化など、具体的なアクションを起こしてみてください。定期的な見直しと改善をすることで、オウンドメディアの価値を高め、持続的な成果につなげることができるでしょう。

オウンドメディア運営で効果を出すために

オウンドメディアは、企業にとって欠かせないマーケティング戦略の一つとなりました。しかし、オウンドメディア運営は、一朝一夕で成果が出るものではありません。長期的な視点を持ち、ブランドの価値観を一貫して伝え続けること。ユーザーに寄り添った価値あるコンテンツを提供し続けること。その積み重ねこそが、オウンドメディア運営で効果を出すための道筋となるでしょう。

最後に、オウンドメディアをかんたん、すぐに始められる、法人向け高機能プランnote proをご紹介します。

note proは導入運営の個別サポート、オンライン学習プログラム、契約企業コミュニティなどを通して、常にカスタマーサクセスチームが伴走して企業の情報発信をサポートします。note proご利用法人による個別ミーティングの満足度は97%です。

※2022年3月-2022年5月の間に実施した個別ミーティング後のアンケートの平均満足度(N=32)

担当者が、貴社の課題とnote proの特性を踏まえて、活用方法や参考事例をご提案いたします。下記からお気軽にオンライン個別相談をお申し込みください。

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