SNS採用の成功ノウハウ【効果的なnote活用法】
SNS採用(ソーシャルリクルーティング)は、採用活動に大きな変化をもたらしています。求人サイトや人材紹介会社を使った従来の就職活動とは異なり、SNSを通じて就職先を探す世代が増えてきているのです。
最近の採用手法のトレンドでもある「SNS採用」を成功に導くには、採用広報が重要になります。今回は、note proによって実現したSNS採用の成功ノウハウをご紹介します。
従来の採用活動に変革をもたらしたSNS採用
株式会社No Companyの調査によると「Z世代は、検索エンジンよりもSNS検索を用いて情報収集を行う」傾向が強く、リアルな口コミを重視することが分かっています。
(出典:No Company、「Z世代就活生のSNS活用に関する実態調査」(2023年))
SNS採用の最大の特徴は、幅広い層に情報を届けられる点です。潜在的なニーズを持った候補者にも企業の存在を伝えられるため、より多くの方にアプローチできます。
費用対効果も良いですし、企業の魅力・カルチャーを効果的に発信すれば採用ブランディングにも直結します。
さらに、企業とのコミュニケーションも気軽に取りやすく、相互理解が深まるチャンスも広がるでしょう。
結果として、企業カルチャーにフィットする人材が集まるようになり、長く働く社員が増えていきます。SNS採用は、人材戦略の悩みを打開する方法として今、注目を集めているのです。
SNS採用を成功に導く3つのカギ
SNS採用を成功させるには、3つの戦略的なアプローチが不可欠です。
1|明確なターゲット設定:「求める人物」は誰か?
まずは「求める人物」を具体的に定める「ターゲット設定」から始めましょう。自社で活躍している社員をモデルにしながら考えると、イメージしやすくなると思います。
次に「求める人物」が利用するSNSや、興味を持つ情報は何かを分析。社員へのインタビュー調査などを通じて、活用するSNSを選び、発信するコンテンツの内容を決定します。
2|魅力的なコンテンツ:ターゲットに合わせた企画を
コンテンツを作る際には、ターゲットに対して「一番伝えたいことは何か?」「どんな行動をもたらしたいか?」を意識します。
企業のカルチャーや社員の日常、成長できる環境などをテーマに取り上げ、求職者の興味を喚起させましょう。
また、動画や画像、コラム、インタビュー記事など表現方法も多様化しています。ターゲットが受け取りやすい手法を選ぶのはもちろん、採用担当者が楽しみながら発信し続けられるかも重要です。
3|継続した発信:定期的な更新と効果測定
SNS採用には、継続的な発信が欠かせません。更新頻度が低くなると、ターゲットに情報が届きにくくなります。加えて、効果測定も行い、発信の仕方も調整していきましょう。
例えば、
PV(ページビュー)数
滞在時間
クリック数
エンゲージメント率(「いいね」「シェア」など)
などの指標を定点観測し、対応策を進めます。
こうした3つのポイントを意識することで、双方向のコミュニケーション機会が増え、求職者とのつながりも深まるはずです。結果として、自社のカルチャーにあった優秀な人材を採用するチャンスも広がっていくと思います。
SNS採用の新潮流「note」でできること
では、具体的にどのようなSNSが活用されているのでしょうか。それぞれのSNSの特徴を見てみましょう。
代表的なSNSを組み合わせてコンテンツを発信するのはもちろんですが、noteをうまく活用し、採用活動を強化していくこともできます。
多様なコンテンツに対し、1つのプラットフォームで対応
noteは、さまざまなコンテンツを1つにまとめて発信できる「メディアプラットフォーム」です。
社員のインタビュー、対談、座談会、コラムなどの長文記事
社内イベントやオフィスの様子などを捉えた画像
採用メッセージを効果的に伝える採用動画
会社概要などがコンパクトにまとまっている採用ピッチ資料(スライド)
トップメッセージなどを移動中に「ながら聞き」できるPodcast(音声コンテンツ)
こうした多彩な切り口で、企業の魅力を伝えることが可能です。
企業のストーリーをじっくり伝える
長文と画像、動画を組み合わせることで、より詳細な情報を提供できるのもnoteの特徴です。
多くの企業が設立からの歴史、ビジョン、社員の成長を描くストーリーテリングを導入し、求職者の心に響くコンテンツを提供しています。ストーリー性のあるコンテンツは、求職者との間に情緒的なつながりを生み出すものです。
そうしたつながりが、マッチング率向上や入社後のエンゲージメント向上にも影響し、採用成功へと導きやすくなります。
他のSNSとの連携がしやすい
拡散力に優れたXや、実名ユーザーによるリファラル(紹介)採用が期待できるFacebookなど、複数のSNSとの連携もしやすくなっています。採用したいターゲットが日頃から接しているSNSを呼び水にし、noteへ流入させることでコミュニケーションを深めるチャンスが広がるでしょう。
note proを使ったSNS採用:2社の事例をご紹介
では、実際に noteを使ってSNS採用に取り組んでいる事例をご紹介します。法人向けの高機能プランnote proなら、採用を目的としたメディアの立ち上げも簡単です。
株式会社ユニークワン
インターネット広告代理店であるユニークワンは、note proを使って「採用候補者向けページ」を提供しています。会社理解を深め、志望意欲を高めていただくために「ここさえ見てもらえば大丈夫!」と感じていただけるコンテンツを網羅。
さらに「公式サイト」「採用サイト」「公式X」などのリンクを設置し、他の情報を目にするための中間地点になるように導線を設計しています。
海士町(あまちょう)
こちらは島根県の沖合60kmの場所にある離島「海士町」のページです。移住者・求職者に向けたコンテンツを集約させています。
公式LINEアカウントやおすすめ動画、公式X、さらには外部サイトの記事などもリンクし、アクセスしやすいLP(ランディングページ)を作成。「島について知りたい」というニーズを満たせる場所になっています。
note proが、企業と求職者をつなぐ架け橋に
note proは単なる情報発信だけに終わりません。法人企業向けの高機能プランnote proであれば、SNS採用に置ける相互コミュニケーションツールとして存分に活用できます。採用活動の一助になれば、幸いです。