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採用広報が上手い企業の成功事例 お手本note 19選

「自社を紹介するために、どういうコンテンツをつくればいいか?」

noteを採用広報のツールとして利用される法人が増えるなか、上記のようにご質問いただくことがたびたびあります。本記事では、その回答として、日々たくさんの法人noteを読み込んでいるnote proカスタマーサクセスが、採用広報の記事を書くときの参考事例をセレクトしました。


採用広報に取り組むメリットとは?

そもそも採用広報に取り組むメリットは主に以下の3点です。

1. 採用のミスマッチ防止につながる
2. 採用コストの低減
3. 転職潜在層へのアプローチにつながる

採用フローにおいて、応募数を増やすことと同じくらい、ミスマッチを減らすことは肝要です。社内の様子を知ることができるコンテンツを丁寧につくり準備しておくことは、採用活動の精度を上げることにつながります。

とはいえ、自社のどこを紹介すれば魅力が伝わるのか、頭を悩ませるご担当は多いと思います。以下に紹介するコンテンツは、どれもまるごと真似していただきたいものばかりです。そもそもたっぷりリソースを割いている取組みの背景や経緯にフォーカスしたり、社内向けの情報をそのまま公開する、などが共通するポイントです。

それでは、採用広報のお手本事例noteをポイントと合わせながらご紹介していきます。

採用広報のお手本事例note

代表・経営陣が描く会社のビジョンを伝える

1.ARISE analytics (アライズ アナリティクス)
設立の周年を迎えたタイミングで公開されたこちらのnote。これまでの歩みとこれからについて社長本人の言葉で語られており、メッセージの信憑性や覚悟が伝わってきます

2.ZIPAIRTokyo
社長が自社や業界の状況をわかりやすく解説する連載企画
直接お話を聞いているかのような臨場感がある言葉でまとめられており、採用応募者はもちろん、さまざまな読者に自社の目指す姿や経営者の雰囲気がダイレクトに伝わってきます。

社内プロジェクトの経緯を語る

3.READYFOR note
クラウドファンディングサービスを展開するREADYFORさんが、金額・人数ともに国内クラウンドファンディイングの最高記録を更新した「国立科学博物館」へのインタビュー記事。成功の背景やプロジェクトの裏側だけでなく、具体的な自社のサービス価値や支援もPR色をうすめながら伝わってくるのも上手なポイントです。

4.トライバルメディアハウス
コーポレートサイトをリニューアルするうえでの経緯を丁寧にまとめられていました。その企業が何を大切にしているかを、しぜんに伝えることができる、よい企画です。ディスカッションを重ねてきたプロジェクトの紆余曲折は、その会社の魅力がつたわるストーリーの宝庫となります。

社内行事をレポートする

5.Hubble Inc.
ミッションやパーパスは、定めるだけでは社内の隅々まで浸透させることは難しいと言われています。 この記事では、Purpose&Valuesに関して、経営陣が社内ラジオで行った対談をnoteに書き起こしています。聞き手である社員がラジオの内容を反芻できるだけでなく、社外の読者にとっても経営陣の「リアルな顔と声」が浮かぶような社内外にいい影響をもたらす企画です。

6.ビザスクエア -ビザスクオープン社内報-
内定式の様子を紹介されています。内定者ひとりひとりにフォーカスする箇所も、素晴らしいです。こうしたクローズドなイベントですら、会社の魅力をつたえるコンテンツとして捉えることはとても正しいと考えます。社内行事は、さまざまな部門をまたいだスタッフの力を結集して行われているはずだからです。

こうした発信は、自社の採用活動を促進する面に加え、取引先や、さらにその外側までふくむ「社外の仲間」に向けてのブランディングにつながると考えます。

採用の選考過程をオープンにする

7.フィードフォースのnote
転職スカウトメールを受け取った方向けのガイド記事。エンジニア採用プロセスや、スカウト対象の探し方、オファー年収の決め方、カジュアル面談の流れや重要性などが記載されています。情報が透明化されることで候補者の不安を和らげることができ、応募に繋がる可能性がぐっと上がりそうです。

8.YUMEMI(株式会社ゆめみ)公式
フロントコーディングの採用試験で確認しているポイントや、よくある質問への回答を公開しているこちらの記事。お互いにミスマッチがなく応募ハードルを下げることを目的とし、可能な限り情報をオープンにしています。そういった会社の姿勢は、潜在的な候補者にもいい印象にうつります。

9.株式会社SmartHR
SmartHRさんでコーポレートエンジニアをつとめる、yamashuさんのnoteです。部署のふたり目メンバーを迎えるまでの話が丁寧にストーリー化されつぶさに語られています。自身が会社でした体験をつぶさに書く記事はいずれも、会社紹介として優れています。この記事もそうですが、ハウツーの要素も含むため、広く読まれやすくなると思います。

人事制度をオープンにする

10.株式会社ニーリー公式note
こちらの記事では、具体的な査定や等級決定のプロセスなどから人事制度を紹介しています。入社後のギャップをなくし、定着率向上へと繋げられる採用広報にぴったりな内容です。また、人事ポリシーを開示することで、ビジョンやミッションを共有し、チームづくりにおいて組織が大事にしていることが伝わってきます。

11.フィードフォースのnote
社内の評価制度を変更した、その導入にいたった経緯が丁寧に書かれています。社内で決めたルールや制度の背景を、noteを通じて外部まで含め丁寧にコミュニケーションをとることは、とても誠実な姿勢であると感じます。こうした内容を公開することじたいが、その企業が大切にしている姿勢を示していると言えます。

新入社員や内定者によるインタビューや入社エントリー

12.フラーのデジタルノート
フラーさんに新卒エンジニアとして入社した方のインタビュー記事です。
新入社員や内定者など社内でも候補者に一番近い存在が、就活の状況や研修の内容、会社の魅力を語ることで説得力が増します
採用広報を考えられている企業であれば汎用的に利用できる構成なので、ぜひ参考にしてみてください。

13.at comnico|コムニコメンバーによるnote
こちらはコムニコさんに転職されたコンテンツクリエイターの3名でのグループインタビュー記事です。3名のかけ合いで進んでいくので社内の雰囲気も伝わってきます。
転職前後での出来事や成長を語る切り口は、入社後のイメージもわきやすく自分ごと化しやすい記事テーマのひとつです。

たのしみながら、みんなで書く

14.QUMZINE by Filament, inc.
QUMZINEさんは年末にアドベントカレンダーのように、毎日記事を公開するという企画にここ数年毎年挑戦されています。
社内外から書き手を募ることで、普段メディア運営にかかわらない人たちを巻き込み、みんなで書くことをたのしく体現されています。

15.Zaim
オンライン家計簿サービスを提供しているZaimさんが「2019年に買ってよかったモノ」を記事としてまとめています。これは社内の恒例イベントとのことで、2018年からnoteで記事にしてくださっています。それぞれの商品についての社員さんのコメントがとてもよく、感想や活用方法を読むと、どの商品も試してみたくなります。なお、2018年の記事では「お金や時間をよりよい形で使う、それをサポートするためのプラットフォームを構築したいという気持ちで日々業務に取り組んでいます。」と書かれていて、読み手を楽しませる企画であると同時に、会社の理念を伝えることに成功していることが実感できる記事です。

採用イベントを記事化し、副次効果をねらう

16.クックパッド公式note
この記事では、採用を目的にしたイベントを行い、そのレポートを、スライドの埋め込みと合わせて公開されています。イベントで語られた内容が丁寧に要約されながら、読みやすい形で仕上がっている好例です。親しみのあるトーンも、読者をひきつけていて、とても良いと思います。

失敗まで書くことで信用を得る

17.株式会社ミラティブ
ミラティブさんが組織活性化のために自社でおこなった施策をまとめています。特に素晴らしいと感じたのは失敗したことまで含めて書かれているところでした。読み手は、企業への理解を深めたいと考えているはずなので、GOODだけでなくBADまでさらけだすことで、書き手への信頼感を深められると考えます。

タイトルは、自社を知らない方にも意味が伝わるようにしておくことが大切

18.Kaizen Platform 公式note
Kaizen Platformのインターン生の方による記事です。アカウントを運用する中での気づきを素直に書かれていて、書き手の人となりが伝わってきます。この記事は、とくにタイトルがすばらしいと感じました。
noteのタイトルは「ひらいている」ことが肝要だと考えます。SNSなどで、自社のことを一切知らない方の目に触れることを想定し、意味がつたわるようなタイトル付けをしてみてください。まだ見ぬ未来の仲間に、自分ごとと感じてもらえるかどうかは、タイトルに懸かっています。

ヒストリーをくふうして紹介する

19.READYFOR note
この記事では、オフィス移転にともない、これまで過ごしたエリアでメンバーが思い入れのある場所が、会社のヒストリーに沿ったかたちで紹介されています。ストレートに企業の沿革を語るのではなく、さまざまなエリア情報や、思い出のシーンを場所と紐付けて紹介することで、過去からの在籍メンバーをふくめ、はたらく人々の温度がとてもつたわってきます。ところどころ、メンバーのコメントをはさんでいるのもよかったです。

他にも紹介したい記事がたくさんありましたが、以上です。
なおnote proサクセスチームがみなさまにもおすすめしたい!と思ったすてきな法人noteは以下のマガジンにまとめています。ぜひ合わせてお読みください。

引き続き、みなさんの素敵なnoteをお待ちしています。


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