【出版社向け】読者を巻き込み、本のファンを広げていくnoteの使い方
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【出版社向け】読者を巻き込み、本のファンを広げていくnoteの使い方

noteでは、情報発信をするだけでなく、読者とコミュニケーションをとりながらつながりを深めていくことができます。noteを上手に活用し、読者とのコミュニティを広げていくことで、出版社の書籍プロモーションに役立ちます。この記事では出版社の方向けに、noteでできるおすすめの発信方法や、読者巻き込み型の企画について、実際の活用事例も交えてご紹介します。

本を知ってもらいましょう

まずは入り口としてその本自体を知ってもらうことがとても大事です。そのためにnoteでできることとして、以下の3つがあります。

1. インタビュー記事や書評を掲載する

本を知ってもらう手段としてみなさんもイメージしやすいのは、インタビュー記事や書評の掲載ですよね。記事をnote用にオリジナルで作成することはもちろん、他メディアに掲載した著者インタビューや対談、あとがきや書評など、すでにある素材を活用し、noteに転載することもおすすめです。

本を知ってもらうための入り口をできる限り広げるために、いろいろな球を打っていくことがまずは重要です。オリジナル記事を作成するのに時間やコストがかかるようであれば、いまある素材をどんどん活用して出していき、反響を見ましょう。著者の許可をとったりなどのハードルはありますが、最初の一歩としては比較的やりやすいのではないでしょうか。

2. 試し読みや全文公開をする

本の魅力をストレートに伝えるには、本の中身を読んでもらうことが一番です。おもしろい作品であれば、noteで全文公開をしても本は売れるし、長い記事でも読了してもらえるという実績もあります。

期間限定で全文公開する事例もふえています。たとえば、文藝春秋が運営しているアカウント「本の話」では、阿部智里さんの八咫烏やたがらすシリーズ最新刊の刊行を記念して外伝短編『すみのさくら』を期間限定で全文公開し、話題になりました。

おすすめ機能:ルビ機能
ルビがふられている原稿を掲載する際にご活用ください。

3. 書籍化前に連載する

最近では、まずはnoteで連載をしてから書籍化という流れもふえています。

光文社新書の連載『ジェンダーで見るヒットドラマ』もその1つです。ジャーナリストの治部れんげさんによる記事をnoteで連載し、ファンの反響を見た上で書籍化しました。

このように、noteをマーケティングの場として活用することも可能です。

読者とコミュニケーションをとりましょう

読者とコミュニケーションをとりましょう

せっかくならただ情報発信をするだけでなく、積極的に読者とコミュニケーションをとり、自ら読者を巻き込んでいきましょう。noteにはコミュニケーションのためのさまざまな機能があります。

1. 感想をハッシュタグで募る

noteは投稿時に記事にハッシュタグをつけることができます。このハッシュタグを活用して、本の感想をnoteで募る企画もおすすめです。

この企画は新刊のプロモーションにも活用できますが、既刊本の掘り起こしや、定番のベストセラーについて改めて読者に語ってもらうのにも効果的です。

おすすめ機能:みんなのフォトギャラリー
クリエイターがnoteに投稿した画像を、ほかのクリエイターが見出し画像に使える機能「みんなのフォトギャラリー」。書影を登録すると、読者が感想を書きやすくなるのでおすすめです。

2. マガジンで感想記事をまとめる

寄せられた感想は、マガジンでまとめましょう。書籍のタイトルをハッシュタグで検索して、記事をマガジンに追加してみてください。

記事をマガジンに追加するとクリエイターに通知がいくため、「自分の感想が出版社に届いた」とわかります。感想を書いたクリエイターにとってもうれしいことですので、ぜひマガジン機能を活用してみてください。

3. 感想をまとめて記事にする

読者の感想記事やツイートなどをまとめてnoteで記事にしましょう。記事のなかに読者が書いたnoteを埋め込むと、その読者に通知がいくので、記事を読んでくれる可能性があります。

記事のなかに読者へのお礼や、担当者からのひとことコメントなどがあれば、読者もよりうれしいのではないでしょうか。

4. サークルで読者コミュニティをつくる

noteには「サークル」というコミュニティ機能があります。サークルをつくると、会員だけが見られる掲示板が使えます。このサークル機能を使って、読書会コミュニティやファンクラブなど、クローズドなコミュニティをつくることができます。

たとえばポプラ社は、本好きなひとたちで読書会をしたり好きな本について語り合ったりするサークル「ブッククラブ」を運営し、好評を得ています。

5. オンラインイベントを開催する

ウェビナーやYouTubeライブなどを活用してオンラインイベントを開催し、noteで告知をしたり、イベントの様子を記事化して掲載するのもおすすめです。

たとえば文藝春秋は、定期購読マガジン(サブスク)「文藝春秋digital」で、書き手を呼んだオンラインイベントを開催しています。会員になるとだれでも見られるイベントなので、サブスクの会員をふやすことにも役立っています。

文藝春秋の別アカウント「本の話」では、自社で開催したイベントの内容を記事化して掲載しています。イベントを開催したらそれで終わりではなく、noteで記事化するという形でコンテンツを再利用していくこともおすすめです。

出版社のnote活用事例

出版社のnote活用事例

最後に、noteを活用して書籍プロモーションを行っている出版社の事例をご紹介します。

早川書房

2016年3月からnoteを開始。コンテンツの数が多く、ファンも多いnoteアカウントです。Web版のPR誌としてnoteを使っており、本を丸々1冊全文掲載したり、オリジナルグッズをつくってその紹介をしたり、電子書籍のセール情報をまとめて発信したりしています。

早川書房は編集部全員が自由にnoteを活用。全文公開や他メディアで掲載したインタビューの再掲載、あとがき掲載など、編集者が自分の担当書籍の発売タイミングに合わせ、独自の企画を開催しています。

電子書籍のセール告知記事のコンバージョン率は20%超え。また、「Webだから短く」ではなく、あえてまとめて長い記事で伝えているのも特徴です。noteは広告が入らないので、集中してコンテンツを読むことができるため、長い記事でも読了率が高いプラットフォームです。

金子書房

専門書を出版している金子書房は、紙の書籍や雑誌以外の発信場所を求めnoteを開始。もともと雑誌で掲載していた時流に合わせた特集記事の発信を、雑誌が休刊になったタイミングでnoteに移しました。現在はその特集記事を掲載しているマガジンと、noteのオリジナルの連載企画を行っています。

noteをはじめてからTwitterのフォロワーが増加し、オンラインセミナーへの申し込みもふえたそう。専門家のほうから「金子書房で書かせてほしい」と提案されることもあるそうです。

また、「本を1冊書いてください」の前に「noteで記事を1本書いてみませんか」といった依頼の仕方ができるようになったため、依頼のハードルが下がり、著者との関係も構築しやすくなったそうです。

noteはこうした専門書メディアとの相性もよいといえます。

出版社のnoteアカウントは続々とふえています。2021年9月現在、100以上の出版社アカウントがnoteで情報発信し、読者との交流を深めています。

自社の書籍を知ってもらい、読者とのコミュニケーションを深めたいと思ったら、この記事でご紹介した方法で、noteを活用してみませんか。

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