「伝えかた」のヒントが詰まったnote 3選
noteを書くとき、読み手のことをどこまで想像していますか?
noteに限らず、コンテンツというのは、「何が書いてあるか」が(いうまでもなく)肝要です。ですが、それと同じくらい、読み手のふるまいを具体的にイメージして、コンテンツを読みやすく整えることも大切だと考えます。
SNSで、あるいは口コミなどでご縁があり、自分のページへ訪れてくださった見知らぬ読者に、すすーっと最後まで読んでいただくために、できることはいろいろあるように思います。
とはいえ、眼前のビュー数をあげるための、小手先の技術をつたえたいわけではないのです。そもそもnoteは、使い方はさまざまで、クリエイターの数だけ目的が異なるはずですし。
たとえば、自宅にお客さんが来るとき、玄関や部屋をきれいにしておきますよね?そんなイメージです。お客さまに、気持ちよく訪れてもらい、本当に伝えたいことを、ぱっとつかんでもらうための工夫を、いくつか紹介します。
ということで、ふだんからコミュニケーションを考え抜いている方々による「noteの整え方」を、3つのnoteから紹介します。
この記事では、note pro運営事務局が、たくさんのnoteの中から、書くときの参考になると感じたものをセレクトしています。今回の記事は、note proカスタマーサクセス担当の水野が担当します。
「読まれる文章」をnoteで書くためのコツをまとめてみるよ
けんすうさんのこのnote、すごくよかったです。すべてのnoteクリエイターに読んでいただきたいです。特に印象にのこったのは、まずここです。
「80文字〜150文字くらいで段落を区切る」
noteはSNSと相性がよいのもあり、Twitter経由で訪れるお客様の割合が多いです。SNSやチャットツールなどのスピード感やテンポに慣れた方に対する、適切な文章の区切りを意識するのは大切です。
また、noteはPCで書かれる方が多いのですが、じっさいはスマホでご覧になる方が多いようです。とすると、執筆中の画面では多少スカスカかな?というくらい改行や空行をいれるほうがよさそうです。けんすうさんは文字数で指定いただいているので、とりくみやすそうですよね。
そしてもうひとつ、こちらも大事です。
「読者の頭の中にでてきた疑問を、一つづつ潰してく」
コンテンツの構成について、論文や、ビジネスのプレゼンテーションにおいては、構造を組み上げ、論理的にすすめることがとくに肝要です。
ですが、noteはいつでも読むのをやめることができてしまうので、読み手に寄り添って、こまめに論点をクリアにしてくのがいい、という指摘に、ふかく共感しました。
文才の有無に関係なく、誰でもそれなりに整った文章を書くコツ
文藝春秋digitalを担当されている、編集者の村井さんによるnoteです。とくにここがぐっときました。
「一番面白いと思った部分を冒頭に持ってくる」
結論から伝えるべき、という点を、わたしはnoteクリエイターによくお話します。他のSNSと、noteが異なるところのひとつが「タイトル」の存在です。タイトルの内容を頭にいれた状態で読者は訪れますので、そのタイトルを受けての結論を早々に示すべきだと考えます。
村井さんのこの指摘は、書き手自身が面白いと思った箇所、というのがすてきだと思いました。書き手のアクションとして、わかりやすいのがよいですよね。記事では、具体的なご自身の体験をもとに説明されていました。ぜひ読んでみてください。
「書き始める前に、記事の構成を作る」
このポイントも印象的でした。記事中では、プロの編集者がどうやって構成を考えているかをつぶさに伝えてくれています。やり方はさまざまですが、いきなり書き始めるのではなく、箇条書きで1本ぶんの流れを先に書いてしまうのは、心を折らないためにも重要だと思います。
読みやすい文章は「デザイン」が優れている
編集者である竹村さんは、文章術をたくさん書いてくださっています。中でもこのnoteは、当社が定期的に開催しているnote勉強会で必読noteとして長らく紹介させていただいてもいます。(ありがとうございます)
ひらがなを増やす
竹村さんは「デザイン」という切り口で、読みやすくするための方法を書いてくださっています。記事では、村上春樹さんの文章の原文と、手を加えていない想定のテキストを比較しているので、違いが明確にわかります。
文字を「ひらく」塩梅というのは、既報に個人差があると思います。自分が読みやすいと感じる方の文章をもとに、真似してみるのがよさそうです。
4〜5行以内に改行する
改行のない文章は読ませるのにパワーがいる、という表現はそのとおりだと感じます。先ほどのけんすうさんの指摘と同様ですが、改行ひとつで、読了率は変わってくると思います。(余談ですが、noteの法人プラン「note pro」では記事ごとの読了率を計測する機能がついています)
たとえば、PCで書いたあとに、下書きの状態でスマホで読んでみたりすると、ちょうどいい状態を見つけやすくなると思います。とりくみやすいので、ぜひみなさんやってみてください。
他にも紹介したい記事がたくさんありましたが、以上です。
これまでの紹介記事は以下のマガジンにまとめています。合わせてお読みください。
引き続き、みなさんの素敵なnoteをお待ちしています。
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