初の試み!参加者どうしで記事のフィードバックを交換。全員が主役の「note proユーザー勉強会」イベントレポート
noteを活用する法人担当者がつながり、知見や悩みを共有しあえる場所としてスタートしたイベント「note proユーザー勉強会」。
昨年12月にオフライン形式でイベントをスタートし、関西を含めてこれまで4回開催してきました。東京エリアでは有志のユーザーが運営し、イベント当日の運営も担っています。
今回初の試みとして、お互いの記事へのフィードバックを交換するワークショップ形式でのイベントを開催しました。
参加者へのアンケートでは、満足度はなんと100%。そんなイベントについて、ダイジェストや得られた学びをお伝えします。
フィードバック交換会の流れ
イベントにあたっては、お一人ずつ「フィードバックをもらいたい記事」をお持ちいただくよう事前にアナウンスをしました。(※未公開の企画でもOK)
会場では3名ずつのグループに分かれて、そのなかでフィードバックを交換しました。
【流れ】
①グループディスカッション
・自己紹介とフィードバック記事の選定理由などの説明、記事の読み込み
・他メンバーの記事に対する感想やアドバイスを共有
②全体での振り返り
・各グループでどのようなフィードバックをもらったか、グループの代表者から発表
イベント開会のご挨拶が終わると、参加者のみなさんにはすぐにグループに分かれていただきます。
自己紹介のときはまだ表情の硬い方もいましたが、だんだんと場の空気が和んでいくのを感じました。記事読みタイムでは、真剣な表情で読み込む方ばかり。
フィードバック交換の時間では、読んだ記事に対する感想や「こうするとよいのでは」といったアイデアを他のメンバーに共有します。自分のフィードバックをどう伝えるか悩んだ方もいたようですが、1時間ほど経過したときにはそれぞれのグループがかなり盛り上がっていました。
全体の振り返りでは、各グループの発表者より「どんな記事を選んだか」「どんなフィードバックをもらったか」を簡単に紹介します。
たとえばあるグループでは、開発責任者のインタビュー記事について「一般的に馴染みの薄いプロダクトなので頭に入りづらい」とのフィードバックがあったとのこと。発表した方は「社内では当たり前と思っていた内容が、一般の読者には全然知られていないこともあるが、逆に伝え方を工夫すれば新鮮に映る可能性があることがわかった」と新たな視点に気づくきっかけになったそうです。
共有されたフィードバックは、コンテンツづくり全般に応用できるテクニックもあれば、アカウント全体を俯瞰して読者が受けとった印象を伝えるものもあり、その多様さが多くの参加者にとっては参考になったようです。
意外にも、イベント後のアンケートで評価が高かったのがこの振り返りの時間。
業種も規模もさまざまな法人の記事に触れられるだけでなく、自分やグループメンバーとは異なる視点からのフィードバックを知ったり、ファシリテーターのみずのけいすけさんからアドバイスが受けられたりしたことも、参加者のみなさんに好評だった理由なのではないかと思いました。
フィードバック交換の時間が終わると、自由な交流と歓談の時間に。
多くの方がこの時間も滞在され、お互いに名刺交換やnoteの運用に関する壁打ち相談などをしていました。
アンケートの満足度は100%!寄せられた声の一部をご紹介
ユーザー勉強会では、イベント後に毎回アンケートのお願いをしています。
今回も多くの参加者の方にご回答をいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
フリーコメントは全体的にポジティブな回答が多く、とても嬉しかったです。
一方で、今後同様のイベントを開催していく上で、とても参考になるコメントもいただきました。ありがとうございます!
時間については「長かった」「短かった」両方の意見がありました。時間いっぱいまで議論が白熱していたグループも多かったため、バランスの取り方は今後も検討していきます。
また、今回はまっさらな外部の読者目線でフィードバックを交換しあうことに重きを置いていたため、参加者どうしの交換形式にさせていただきました。noteからのフィードバックをご希望の方は、note proの個別相談会をぜひご活用ください。
ちなみに、イベントとしての総合満足度はなんと100%がポジティブ回答でした!
※5段階評価で「とても満足」+「満足」をポジティブ回答と換算
また後日、参加いただいた方から「勉強会で学んだことを記事のサムネイルやレイアウトに反映してみたら、過去のどの記事よりも読了率が高くなりました!」というお声もいただきました。
より多くの方に満足いただけるよう、イベント設計については今後も試行錯誤を重ねていきます。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
イベント企画の裏側
これまで数社のご登壇者さまによるトークセッションイベントは行ってきたものの、参加者が主体的に行うワークショップ形式のイベントは初めてでした。
そのためイベント告知の前から、ユーザー勉強会コミュニティの幹事メンバーさんには壁打ちに付き合っていただくなどして、良いイベントのあり方を模索していました。
また、会をスムーズに進行していく上でも、幹事チームの力は欠かせないものでした。
幹事さんには事前にお願いをして、グループディスカッションで最初に自己紹介を始める役目を担ったり、参加メンバーの言葉を引き出したりするなど、大きなサポートをしていただきました。
参加者のみなさまから良い評価をいただけたのは、幹事メンバーのみなさまのおかげでもあると思っています。
最後に、イベント進行の上で工夫したことを紹介します。
当日は手元で他の方の記事が読めるように、参加者のみなさんにはPCもしくはスマホを持参してもらいました。
お互いのnoteにすぐ辿り着けるように、各法人のnoteアカウントURLをQRコード形式で1枚の紙にまとめ、各グループに配布しました。(こちらは関西で開催されたユーザー勉強会で学んだアイデアでした)
PCを使う方には、共同編集ができるスプレッドシートを事前に用意しました。当日自分が話したいことや受けたフィードバックをメモする場所として、また後日見返してもらうことが目的です。
手書きでもメモが取れるように、A4の用紙やメモパッドを用意しました。
おわりに
少人数で自社のnote運用を任されている方にとっては、一般の読者の率直な意見や感想を受けとる機会は少ないかと思います。
note proでは、法人にnoteを活用していただくためのさまざまな機能やサポートを提供していますが、読者からのフィードバックほどダイレクトに、すぐにコンテンツ制作に生かせる材料を得る機会はないかもしれません。その点では、今回のようなイベントを開催できたことは大きな意味があると思います。
今回のイベント形式で満足せず、今後も幹事メンバーを含めた全員が議論を楽しめる機会になるよう取り組んでいきます。
もし、この記事を読んで「自分たちのエリアでもフィードバック交換会を開催できないか」と感じた方は、お気軽にカスタマーサクセスにご相談ください。
イベント企画の壁打ちや集客のお手伝いなど、可能な範囲で伴走させていただきます。
※カスタマーサクセスによるフィードバックや振り返りを希望される方は、note proの個別オンライン相談(なんでも相談会)をご活用いただければ幸いです。
文:漆畑 美佳(note株式会社)