【成功事例に学ぶ!】採用広報がうまくいく5つのコツとは?
「採用広報」とは、求職者が魅力的に感じる情報を戦略的に発信する、コミュニケーション活動のこと。
「求人広告を出すだけでは、なかなか人が採用できない」という採用難の時代の中、新たな採用活動の手法として注目を集めているのです。
特に企業のあり方に対して「共感できるかどうか」を重視する求職者が増えており、理念や文化、社会貢献活動などの情報発信が「採用成功のカギ」を握っています。今回は、採用広報を上手に進めていくためのコツと、成功事例をご紹介します。
採用広報がうまくいく5つのコツ
採用広報には「戦略的なアプローチ」と「継続的な発信」が必要になります。順にステップを追って、見ていきましょう。
①ターゲットを明確にイメージし、分析する
まずは「自社が求める人材像」を明確にします。
年齢、スキル、経験、価値観など、具体的な基準を設定。ターゲット層が具体的にイメージできるかどうかが大切です。さらにターゲット層の特性、行動パターン、情報収集の方法などを詳細に分析していきましょう。
例えば、若手エンジニアをターゲットとする場合、技術系のSNSやコミュニティでの情報発信が効果的かもしれません。ターゲットを理解することで、より的確なメッセージの内容と情報を発信するチャネルの選択が可能になります。
②自社の魅力と独自性を発見する
競争の激しい採用市場では、自社の魅力や独自性を分かりやすく伝えることが重要です。さて、他社との差別化ポイントはどのあたりにありそうでしょうか?
従業員へのインタビューや顧客からのフィードバックを振り返り、自社の強みを探ってみてください。ユニークな企業文化や成長できる職場環境、高い技術力を誇るプロジェクトなど、複数の要素を組み合わせ、自社の魅力を発掘するのもおすすめです。
③ 一貫性のあるメッセージを作る
採用広報においては、企業のブランドイメージと一致した「求職者へのメッセージ」を伝える必要があります。
自社の理念、ビジョン、ミッションを基盤に、具体的なストーリーや事例を盛り込む方法がおすすめです。例えば、実際のプロジェクト事例の紹介や、従業員の成長体験に関するインタビューを実施することで、理念を具現化したメッセージが発信できます。
④多様なチャネルを活用し、コンテンツを配信する
採用広報では、複数のコミュニケーションチャネルを組み合わせながら運用します。
自社のウェブサイト、SNS、業界専門サイト、採用イベント、大学との連携など、ターゲット層に応じた適切なチャネルを選択しましょう。
また、各チャネルの特性を活かしたコンテンツ作りも重要です。例えば「Instagram」では魅力的な職場環境や社内イベントの様子をショート動画で紹介し、「LinkedIn」では専門的な知見や業界トレンドを共有するなど、チャネルごとに最適化していきます。
⑤データ分析と改善を継続する
採用広報の効果を最大化するためには、データに基づく分析と継続的な改善が不可欠です。
設定したKPI(重要業績評価指標)を定期的に分析し、どの施策が効果的なのかを評価します。また、採用候補者からのフィードバックも貴重な情報源です。これらのデータを基に、常に戦略を見直し、改善を重ねていくことが成功への近道となります。
note proによる採用広報の成功事例
では具体的に、note proを活用して「採用広報」に成功した3社の事例を紹介します。
note proとは
メディアプラットフォーム「note」の有料版として、オウンドメディアを構築できる法人向け高機能プランです。
データの活用や、カスタマーサクセスチームの伴走により、戦略的な企業の情報発信ができるようになっています。
採用エントリー数が1.62倍に増加!NECネッツエスアイ株式会社
連結グループ全体で7,500人の社員が在籍するNECネッツエスアイ株式会社。「採用サイトでは等身大の姿が伝わりにくく、会社の内情が伝わらない。入社者にギャップを感じさせるのではないか?」と悩んでいました。
「note proは書き手の温度感が伝わりやすい媒体であり、公開後も追記や修正がすぐにできる。プレスリリースより手軽で、スピーディな発信ができるところが良い」と感じていただき、note proを導入。
すると、採用エントリー数が1.62倍に増加。選考参加数も1.22倍に増えました。
さらに従業員向けのエンゲージメントサーベイにも、変化の兆しが。「社内の風通しの良さ」を示すスコアが、3.20から3.75に上昇したそうです。社員同士で「あの記事、読んだよ!」と活発にコミュニケーションを交わす様子が見られ、組織内の活性化にもつながっています。
内定承諾率が大幅上昇!株式会社カミナシ
「自社の想いに共感してくれる仲間を増やしたいが、情報発信の場がない。採用広報の運用やメンテナンスができる人材もリソースもない」との課題を抱えていた株式会社カミナシ。
「note proならば自社でのメンテナンスは必要ない。さらにロゴや独自ドメインの設定が可能なので、“公式感のあるサイト”としても活用できる」と評価いただきました。
note proを導入の結果、内定承諾率が大幅に上昇。面談に臨む採用候補者は必ずnoteを読んでいるため、イチから会社説明をする必要がなくなりました。その結果、面接の質も高まっているそうです。公式サイトでは伝えきれない「リアルな会社」を打ち出すことで、深い共感を得ていることが伺えます。
採用候補者のカルチャー理解度がアップ!株式会社LayerX
株式会社LayerXでは「採用候補者の入社後のイメージギャップを埋めるために、会社のカルチャーへの理解をもっと深めてもらいたい」と考えていました。過去に使っていた発信プラットフォームにも、使いにくさを感じていたそうです。
こちらも自社ドメイン、ロゴを設置して自社オウンドメディアとして運用できる点が評価され、note proの導入が決定。
また、自身でnoteアカウントを持ち、積極的に発信している社員も多く「個人の記事をマガジンとしてまとめられる」という点にも注目いただきました。
運用をスタートしたところ、すぐに採用候補者のnote閲覧率が高いことに気づいたそうです。カジュアル面談の時点からカルチャーへの理解度が高く、しっかりと成果が出ています。さらに採用候補者以外の方も、note記事を読むことで「LayerXのファン」になってくれている実感があるとのこと。
ページデザインのカスタムも可能なため、自社のブランドカラーに合わせた自然な風合いになっています。
採用広報データで、成功を可視化する
「採用広報が成功した!」と確信するには、適切なKPIの設定・効果測定も大切になります。複数の目標を組み合わせながら「採用広報を続けるための、次の一手」を考えていきましょう。
KPI設定例
応募者数・・・全体の応募者数、求めるターゲット層からの応募者割合は?
エンゲージメント率・・・SNSやメールマガジンの閲覧率、反応率は?
コンバージョン率・・・サイトの訪問数と実際の応募者の差は?
採用コスト・・・1名採用あたりにかかるコスト額の変化は?
採用までの期間・・・応募から内定承諾までの平均日数は?
入社後の定着率・・・採用した人材の1年後、3年後の定着率は?
コンテンツの発信頻度やPV数・・・継続することで認知度を高め、より多くの人にリーチできたか?
効果測定のためにはツールを活用
KPIを効果的に測定するためには、ツールの活用が便利です。「採用広報が成功へ近づいているのかどうか」が可視化できます。
note proでも、詳細なアクセスデータを活用し、運用改善ができます。さらにオプションで、Googleアナリティクスの利用設定をすることも可能です。より専門的なアクセス解析を通じて、採用広報の質を高められます。
採用広報を始めるならばnote proで
note proは使い方次第で、さまざまな可能性を広げることができるプラットフォームです。
社員の声を深掘りしたインタビュー記事で、企業文化を丁寧に伝える。
コメント欄を使って、読者と直接コミュニケーションを取る。
データ分析を通じてコンテンツを最適化する。
他にも充実した機能を活かし、各社に合った採用広報をサポートしています。
企業の想いやストーリーをより多くの人に伝え、採用広報を成功へと導いていきましょう。