見出し画像

採用メディアの選び方【媒体比較のポイントを解説!】

企業と求職者をつなぐ架け橋であり、双方のニーズをマッチングさせている「採用メディア」。企業の人材獲得において重要な役割を果たすツールでもあります。

それぞれのメディアには異なる特徴があり、ターゲットや業種、業界によって最適な選択が可能です。今回は、急速に進化している採用メディアを比較し、媒体選びのポイントをご紹介します。


人材獲得に欠かせない「採用メディア」の基本

採用メディアの狙いは「企業の求人情報を発信し、適切な候補者に届ける」こと。求職者にとっては、自分のスキルや経験に合った求人情報を効率良く探せる場にもなります。

提供している形式も従来型の紙媒体からWebメディアまで幅広く、急速な進化を遂げています。それでは、各メディアの特徴を比べてみましょう。

求人誌や新聞折込

フリーペーパーや新聞折込など、いわゆる「紙媒体」として長年支持されています。地域に密着した求人情報の掲載が中心です。

特徴
・地域のユーザー、ミドルシニア層へアプローチしやすい
・一度発行してしまうと、修正が不可能
・掲載できるスペースが限られているため、文字数・画像点数の制限が厳しい

求人サイト

Webによる求人サイトは、幅広い年齢層に広くリーチでき、採用もスピーディです。現在、最も主流な採用メディアと言って良いでしょう。

特徴
・利用ユーザーが多い
・知名度・人気度の高い企業に応募が集まりやすい
・掲載コストが割高になることもある

求人検索エンジン

求人検索エンジンは、Web上に公開されている求人情報を集めて表示するサイトです。工夫次第でコストを抑えられるため、注目を集めています。

特徴
・無料、もしくはユーザーのクリック課金制が多い
・全職種、全雇用形態に対応できる
・確認できる求人情報件数が多い
・検索上位に表示させるために、定期的な更新が必要になるなどの工数がかかる

ダイレクトリクルーティング

求職者に直接アプローチできる手法です。求人サイトを持つサービスもあれば、スカウトメールだけに特化したサービスもあります。

特徴
・スカウトメールを求職者に直接送付できる
・採用ターゲットに企業からアプローチするので、ミスマッチが起こりにくい
・スカウトメールの作成・送信のための工数や、運用のコツが必要になる

採用メディアは、採用結果に大きく影響します。自社のターゲットに合った適切なメディアを選び、求める人材を集めることができるかが重要になるのです。

業界・職種別に見る採用メディアの違い

「採用メディアに何を選ぶか」は、業界や職種によって大きく異なります。ターゲットとする人材に合ったメディアの特性を理解し、選択していきましょう。

1|IT・エンジニア向け

IT業界やエンジニア職の採用には、技術者向けの詳細なスキル情報に優れた「Green」や、プログラミングスキルのチェックテスト機能を備えた「paiza」などの専門サイトが効果的です。いずれも高度な専門性を持つ人材とのマッチングが可能な、IT・エンジニアに特化した求人サイトです。

2|若手・新卒向け

若手や新卒採用向けの求人サイトとして注目を集めているのが「マイナビ」「Re就活」「Wantedly」です。

「マイナビ」は企業や学生に対して高い知名度を誇っています。「Re就活」は第二新卒や既卒者などでキャリアチェンジを考えている若手にリーチしやすいサイトです。「Wantedly」は、会社の雰囲気・カルチャーに重点を置いた情報発信を得意としており、価値観のマッチングを重視する若手を中心に支持されています。

3|経験者・キャリア採用向け

中堅〜シニアレベルの経験者採用には「type」「ビズリーチ」などが選ばれています。いずれも専門性の高い職種や管理職クラスの求人が豊富であり、キャリアアップを目指す意識の高い経験者層にアプローチしやすい点が特徴です。

4|特定業界に特化したメディア

業界特化型のメディアも効果的です。例えば、建設業界向けの「助太刀」や、女性向けキャリア支援サイト「女の転職type」などがあります。IT・エンジニア採用と同様に、特定の業界・属性に絞っているため、よりターゲットに合わせたアプローチが可能です。

求人情報を掲載するだけに終わらず、自社の魅力をしっかりと伝え、求める人材を戦略的に集められる採用メディアを選ぶことを目指しましょう。

成功に向けて採用メディアを選ぶポイント

では、自社にとって適切な採用メディアを選ぶためには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。次の4つの観点から考えてみます。

◆ ターゲット層へのリーチ力は?

「求める人材にどれだけ効果的にリーチできるか」は非常に重要です。「若手人材を狙うなら SNS 連携機能が充実したサービス」が良いでしょう。また、経験者採用なら専門性の高い求人サイトが適しているかもしれません。まずは各メディアのユーザー層や特性を把握し、自社の求める人材とマッチしているかを検討してみましょう。

◆ コストパフォーマンスは?

自社でかけられる採用予算と、期待される効果のバランスを考慮するのも大切です。低コストかどうかで選ぶのではなく、応募者の質や量、採用までにかかる時間なども含めて総合的に判断することをおすすめします。高額な採用メディアであったとしても、質の高い求職者が多く集まるのであれば、長期的にはコスト効率が良い可能性もあるのです。

◆ 応募者の質と量のバランスは?

応募者数の数も大切ですが、応募者の質への意識も忘れずにいたいものです。母集団形成をしようと数を追求しすぎると、選考プロセスに時間がかかり、効率が落ちるかもしれません。ターゲットを絞った特化型求人サイトと、幅広く募集できる大手求人サイトを組み合わせるなど、バランスの取れた戦略を立てるのも良さそうです。

◆ 使いやすさと運用の手間は?

採用担当者の負担を考慮し、操作が簡単で運用しやすい採用メディアを選ぶことも大切です。応募者管理機能や他の採用ツールとの連携など、実務面での使いやすさを選択基準にするのも良いでしょう。

note proで効率の良い採用メディア運用を

法人向け高機能プランnote proを活用すれば、採用メディアと連携させて効率化を図ることもできます。

note proを利用している企業であれば、ビズリーチが提供している採用管理システム「HRMOS(ハーモス)採用」をはじめ、「HERP Hire(ハープハイアー)」「Talentio(タレンティオ)」などで作成した求人情報をnoteのページ内に一覧表示できるようになりました。

note proの求人表示機能

※2024年11月現在「HRMOS」・「HERP Hire」・「Talentio」「採用係長」の求人情報と連携しています。 

事例紹介:株式会社Smart相談室

法人向けオンライン対人支援サービス「Smart相談室」の開発・運営を手がける同社。note proを活用し、「採用情報」のタブからリンク先の採用サイトへ飛べる設計になっています。

先輩社員インタビューや企業カルチャーへの理解を深める記事も分かりやすくまとまっており、noteをきっかけに興味が持てれば、すぐ「応募」につながりそうです。

note proと採用メディアを連携させ、より良い採用成功を目指していきましょう。

法人向けプラン 「note pro」の詳細はこちら

note proを使った採用広報の事例集がダウンロードできます
note proについてどんなことでもお気軽にお声がけください